狸雛出現!!
「分福茶釜」・・・守鶴和尚というお方が、千人法会の茶会にあたり、 大勢の来客の為の適当な湯釜がなく寺で困っていた際、一夜のうちに 何処からか一つの茶釜を持って来て、茶堂に備えたそうです。 ところがいくら汲んでも湯が無くなる事がありませんで、この不思議な 茶釜を守鶴和尚は自ら「分福茶釜」と名付けたそうな・・・。 (分福とは福を大衆に分け与えるの意)
守鶴和尚さんは161年もの長きに渡り、代々の和尚さんに仕え このお寺に留まって居りましたが、ある時漂然と寺を去り行方が判らなく なったと言われて居ります。後世、守鶴和尚さんを「狸の化身」と 伝えるものがあり、現在のお伽話となったものだそうです・・・。 |