臨済宗 建長寺派 東光山 恩林禅寺 住職からの便り

晋山式にあたり、まず安下所となるお宅を決めなければなりませんでした。安下所は新しい住職の臨時の宿所。当日の朝、身支度を整える場でもあります。この度は当山のお檀家さん、小林家の皆さんが快く受け入れをして下さりました。現在のお施主さんのお父様は、先々代住職の代から寺の役員を永年に亘りお務め下さり、特に平成７年の本堂建立時には、大変なご尽力を賜りました。この度も大変貴重な浄財を賜り、本当に有難く、感謝の気持ちで一杯となりました。当日の朝、ご家族はじめご親戚の皆様方が私達を出迎えて下さりました。到着するや、まずご先祖様にご供養のご回向をお唱えし、また当家のますますのご繁栄をご祈念致しました。そして一同に当家よりお抹茶が振舞われ、しばし和やかな時間を過ごさせて戴き、いざ出発！！伝法衣と呼ばれる代々伝わる袈裟を身につけ、出立前に一同で記念撮影。小林家の皆さんには、本当にお世話になり、御礼申し上げる次第でございます。次回は施主様ご夫妻も随行された「晋山・稚児行列」の様子をお伝えしたいと思います。。。