臨済宗 建長寺派 東光山 恩林禅寺 住職からの便り

先程無事、被災地より帰省の途に着きました。今回は、建長寺師家、柏林老師の伴僧も兼ねましての被災地支援。昨日は若林区荒浜、名取市、亘理町、東松島町等々を廻りましたが、どこも凄まじい光景でございました。そして本日は、石巻市鮎川の仮設住宅を訪ね、冬物の物資を届ける作業を行ないました。ここ鮎川では、今でも物資や人手がなかなか行き亘らず、買い物するにも、車で片道一時間だそうです。震災当日は援助の道路が寸断され、食料もなく、本当に地獄のようであったと、当時の様子を語ってくださいました。また建長寺派有志の会を通じ、機会をみて支援活動に参加させて戴こうと思って居ります・・・。

当山の水琴窟でお世話になりました、佐野市法雲寺様にて、恒例のお茶会がひらかれました。長く続いて居られる行事で、私もお手伝いをさせて戴くようになって、１０年くらいになるでしょうか。年々参加者も増え、大盛況でございます。また法雲寺様のお茶会は、他ではなかなか体験できない「四ッ頭」という禅宗独特のお茶席がございまして、参加者もそうですが、私達和尚方も大変勉強になる茶会でございます。