臨済宗 建長寺派 東光山 恩林禅寺 住職からの便り

宝徳寺様では、只今紅葉が素晴らしい時であります。また、辺りの景色を取り入れた借景式の庭園も、見ごたえ十分であります。前回ご紹介させて戴きました崇禅寺様同様、とっても魅力的なお寺様でございます！！

今日は朝から一日雨模様。桐生市の宝徳寺様では、東京大学の関係者による研修会が開かれ、お手伝いをさせて戴きました。東大の方々のもつ雰囲気を、大いに感じる研修会であり、私自身も貴重な体験でありました。

町の公民館が主催する「文化財探訪ツアー」の方々が、本日ご来山くださいました。町内の文化や歴史などを学ぶ講座であり、今回は当山をはじめとする「鶉（うずら）」地区が対象となりました。当山にまつわる事の他に、鶉の地名について、屋号あくやの民家、茂木館と書院、屋号やまこう、中野絣最盛期の民家、離家、洋館などについて、皆さん学んでゆかれました。↑の写真は、以前別の場所に置かれていた道しるべを兼ねたお地蔵様です。現在は当山の境内にございますが、町内で最古のお地蔵様であり、宝暦十年（１７６０）の銘が刻まれて居ります。また「十六日念仏供羪」とあり、毎月１６日には、念仏講で念仏をお唱えし、供養に努めたものと思われます。先人方のご苦労には、頭の下がる思いが致します・・・。

今朝の新聞に、多々良沼に越冬する白鳥の話題が報じられて居りました。今日は各地で初雪、初冠雪の話題も報じられるなど、いよいよ冬の到来といったところでしょうか。

明後日の午前中、団体の方々が当山にご来山くださいます。町内の文化財を巡る団体で、私も楽しみにして居ります。町内に住んでいながら、以外と知られていない文化財など、大変勉強になる企画であると思います。機会があったら同行してみたいものです・・・。