新潟県の塩沢町に、臨済宗円覚寺派の古刹「関興寺」というお寺がございます。古くは関興庵と称し、信州、佐渡、能登、越中、越後五ヶ国の末寺三百ヶ所を支配していたそうであります。その当時の関興寺には参禅の門徒があふれ、甲信越における臨済禅の中枢をしめていたようであります。その関興寺には、私の修行時代の大先輩が数年前に入寺され、先代のご住職のもと副住職として参禅弁道に励んで居られます。来月、坐禅会参加者の皆さんとこの関興寺を訪れる事になり、ご挨拶かたがた訪ねて参りました。
こちらを訪れるたびに、お土産に持ち帰るのが「お味噌」であります。
「関興寺の味噌なめたか」
枯淡、質素を基本とする生活に味噌は欠かせないとあって、寺では修行僧の為にたくさんの味噌を作って蓄えていました。1578年(天正六年)、上杉謙信の没後景勝・景虎二子により家督相続争いがおこり合戦となった。その折関興寺は兵火の為諸堂が焼失した。時の住持が、上杉氏より寄進された大般若経六百巻を火の難から護る為味噌桶の中に蔵した。それにより大般若経は焼失を免れる事ができた。以来ご利益のある「関興寺の味噌なめたか」との言葉が生まれた・・・。
結構まとめて買われる方々が多いようです。私も来月また買ってきま〜す!!
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